自然あふれ、歴史・文化薫るゆとりと活力のまち磐田市
磐田市は、静岡県西部の天竜川東岸に広がる町で、遠州灘に面しています。江戸時代には東海道53次見付宿として繁栄し、東西交通の要所として発展してきました。Jリーグ「ジュビロ磐田」や「静岡ブルーレヴズ(ラグビー)」の本拠地としても全国的に知られています。
近年では、繊維産業に加え、金属、自動車、楽器などの工業都市としての発展が著しく、さらに農業産出額も県内屈指を誇ります。温室メロンや茶、白ねぎ、海老芋、中国野菜、うなぎ、シラスなど、豊富な農・水産物が有名です。
海老芋は縁起物として珍重され、磐田市は日本一の生産量を誇ります。
いわた茶は渋みと旨みが調和し、さわやかで澄んだ水色が特徴のお茶です。多くの個人経営の生産者が、普通煎茶から深蒸煎茶まで幅広く製造していて、バラエティーに富んだ味が楽しめます。
磐田市はまた、マスクメロンの産地としても知られています。磐田ブランド「アローマメロン」は全国の市場に出荷されていて、甘み、形、表面のネットの模様が最高級の品質と高く評価されています。
福田漁港では、速い潮流を泳ぐシラスが水揚げされます。身が締まって品質が良いシラスは、すぐに塩茹でされ、天日と遠州のからっ風でじっくりと干されます。鮮度はもちろん、シラスの大きさや塩加減、干す状態で味が変わります。福田漁港で漁獲される魚のほとんどがシラスであり、早朝には魚市場で競りが行われます。近隣の「渚の交流館」や加工工場の直売所では、とれたての絶品シラスを味わうことができます。
磐田市は、東海道本線が市の中央部を横断し、天竜浜名湖線が市の北部を縦断していて、住民の交通手段として日々利用されています。
磐田市では、東京23区在住者や東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住で23区への通勤者が磐田市内に移住し、静岡県が選定した中小企業に就職した場合などに、100万円(単身の場合は60万円)を支給する制度などを通じて、都市からの移住者を積極的に受け入れています。