豊かな自然、お茶と温泉のある町
川根本町は静岡県のほぼ中央にある町で、町域の約94%が森林に覆われています。
特産品である「川根茶」で広く知られています。川根茶は数々の品評会で好成績を収め、古くから銘茶と称されています。さらに、「美女づくりの湯」とも呼ばれる寸又峡温泉も有名で、多くの観光客が訪れます。
日本三大銘茶の一つである川根茶は、除草剤や生物殺傷農薬、化学合成肥料を使用せずに栽培されています。立ち込める霧や山間部ならではの夜の冷え込みといったお茶づくりに適した自然環境に加え、先人から受け継がれる技術と情熱が結集して、この銘茶が生産されています。
寸又峡温泉は、「美女づくりの湯」としても知られており、湯上り後の肌が驚くほどしっとりつるつるになることで有名です。
また、寸又峡温泉街から続く遊歩道の先には「夢の吊橋」があり、四季折々の渓谷美とエメラルドグリーンの湖面が絶景を織り成し、「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊橋10選」に選ばれています。吊橋の真ん中で女性が恋の成就を祈ると願いが叶うと言われ、パワースポットとしても人気があります。
川根本町の主要産業は茶業ですが、観光業や商工業、林業を発展するための施策も積極的に行われています。これらの産業を維持・発展させるためには後継者の確保が急務であり、次代を担う人材の育成・定着を目指して関係機関と連携を図りながら、既存事業者への持続可能な操業支援と新規参入者への起業支援体制を整えています。