小山町の特徴
富士山頂のあるまち・金太郎生誕の地
小山町は、静岡県の最北東端にある町で、北西端は富士山頂に達します。金太郎生誕の地としても知られています。富士山からの豊富な湧き水のおかげで、わさびや稲作の生産が盛んであり、町内には美しい水田が広がっています。水掛菜、わさび、水稲、ニジマス、もち米、きのこなどの高品質な農産物が育まれています。
小山町はこんなとこ
豊かな水に恵まれた小山町では、古くから稲作中心の農業が営まれてきました。富士山の東側にあり、十分な日照と大きな温度差が確保できるため、糖度の高い米が育つのに適した土地柄であるため、現在でも多くの農家が米作りを続けており、もち米・うるち米ともに高い食味値を誇ります。
小山町産のわさびは、真妻種として知られる高品質なブランドです。富士山からの豊富な湧き水を利用して2年の歳月をかけて栽培されます。希少品種であるため生産量は少なく、主に東京を中心とした大都市の高級料亭や寿司店に出荷されています。
水掛菜は、別名「とうな」とも呼ばれるアブラナ科の菜類野菜で、富士山麓の湧水を掛け流して育てることから「水掛菜」と名付けられました。稲作が終わった水田に種を蒔き、冬季に栽培するため病害虫の心配がなく、漬物にする際にも塩のみで漬けられる健康食品です。
ニジマスもまた小山町の特産品です。富士山の雪解け水が地中で濾過されて湧水となり、須川へと流れ込んでいます。
清涼な水で育てられるニジマスは、川魚独特の臭みがなく、急な流れに逆らって育つため美しい紅色の身を持つことが特徴です。かつての宝永噴火がもたらした溶岩や火山灰が堆積した須川で、ゆっくりと時間をかけて育つニジマスは、鮮やかな色と豊かな風味で知られています。
小山町は、童謡で有名な「足柄山の金太郎」の生誕地であり、坂田金時として知られる金太郎が町の英雄です。足柄山の金太郎は、町民にとって誇り高い伝説となっています。
