人が輝き・集い・夢広がるまち やず
鳥取県八頭町は、鳥取県東南部にある町です。周囲は扇ノ山など1000mを超える山々に囲まれ、多くの河川が合流して八東川を形成し、千代川を経て日本海へ注いでいます。古くから農林業が行われており、現在も稲作を中心に、梨や柿などの果樹栽培が盛んです。
「フルーツの里 鳥取県八頭町」は、フルーツ栽培が特に有名で、「乳質日本一」を誇る鳥取県産和牛とともに、豊かな自然に育まれた特産品が豊富に揃っています。二十世紀梨は地元の梨農家が丹精込めて栽培し、もぎたての梨を丁寧に選果、包装して全国に届けています。
花御所柿は、鳥取県東部の因幡地方でのみ栽培される甘柿で、約200年前に旧郡家町花の野田五郎助翁が大和の国から枝を持ち帰り接ぎ木したのが始まりとされています。日本一の甘柿として全国的に高く評価され、進物用として広く親しまれています。
西日本有数のブナ林を擁する国定公園に囲まれた八頭町では、豊かな里山環境が保たれ、伝統的な暮らし方が今も続いています。廃校を活用した地域再生プロジェクトが行われ、新たなコミュニティスペースとして利用されるなど、町おこしの取り組みが評価されています。また、地域に根差した農畜産業も盛んで、特に樹幹型の農業が注目され、持続可能な農業技術として全国から関心を集めています。