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会津若松市は、福島県の西部、四方を山々に囲まれた会津盆地の東南にあります。季節ごとに表情を変える磐梯山や猪苗代湖をはじめとする豊かな自然環境に恵まれています。歴史と伝統に育まれた名所・旧跡が多く、鶴ケ城や飯盛山などがその代表例です。
会津若松市は、旧会津藩23万石の城下町として栄え、会津地域の中核都市として発展してきました。年間約300万人が訪れる全国でも有数の観光都市です。
会津若松市は、「米どころ」「水どころ」としても知られています。肥沃な大地と清廉で豊富な水、盆地特有の寒暖の差が大きい気候など、農業に適した条件が揃っており、会津の米は市場でも高く評価されています。さらに、福島県は全国新酒鑑評会において金賞受賞数日本一を5年連続で受賞しており、金賞受賞銘柄のうち会津地域の蔵元が半数以上を占めています。市内には会津を代表する造り酒屋が多くあり、会津若松市の酒造文化を支えています。
会津若松市は、観光都市として人気で、冬には雪を利用したイベントが開催されるほか、温泉にも恵まれており、赤瓦に生まれ変わった鶴ヶ城が見守る市内には、歴史を感じさせる古い老舗の商店や蔵、歴代藩主が愛した風情ある庭園など、ノスタルジックな気分に浸れる名所・旧跡が数多くあります。
また、会津若松市は、国の伝統的工芸品に指定されている会津漆器をはじめ、素朴ながらも美しい地縞が特徴の会津木綿など、400年以上にわたり伝統工芸が受け継がれています。
現在は、情報通信技術を活用した地域開発にも力を入れており、平成30年(2018年)には情報通信月間総務大臣表彰を受けました。デジタル技術を利用した行政サービスの充実や市民生活の向上が評価されており、会津若松市は伝統と現代技術が融合した先進的な都市といえます。
また、日本で最初のコンピュータ理工学専門の大学である会津大学が開学し、ICT関連企業も多く存在しています。会津若松市では、「スマートシティ会津若松」の実現に向けた取り組みも進められています。