献上桃の郷 自然と歴史と文化のふるさと桑折町
桑折町は、福島県北部にある町です。「献上桃の郷」として知られ、高品質の桃「あかつき」をはじめ、ブドウなどの果物の生産が盛んです。
桑折町は、東北の主要街道であった奥州街道と羽州街道が分岐する交通の要所として古くから栄えました。
町内には、明治期に洋館を模して建築された「旧伊達郡役所」(国重要文化財)があります。ここでは当時のままのガラスや上げ下げ窓など、歴史的な建築物を見学することができます。
伊達政宗につながる伊達氏発祥の地として知られ、桑折西山城跡や伊達氏初代朝宗の墓所、旧伊達郡役所、奥州・羽州街道の分岐点である桑折宿、日本三大銀山の一つである半田銀山など、数多くの歴史遺産が所在しています。
また、ハート型に見える桜の美しい沼「ハートレイク半田沼」を中心とする緑豊かな半田山自然公園や、ピンクの桃の花に彩られる「桑折桃源郷」、黄緑色のホタルが乱舞する産ヶ沢川など、多くの観光資源にも恵まれています。
桑折町は、「献上桃の郷」として知られ、23年連続で皇室に桃を献上しています。桑折町の桃は、その品質、甘さ、美味しさで天下一品と評されています。
果物を使ったお菓子や調味料、こけしや革製品など、多彩な工業製品も生産されています。