みちのくの玄関
白河市は、那須連峰を望む福島県の南部中央にある市で、東京都心から約185kmの距離にあります。古くから奥州三大関所の一つとして交通の要所として発展し、現在は東北自動車道や東北新幹線などの高速交通網に加え、豊富な水資源を活かした地域特性を生かして、ヤフーや三菱ガス化学などの様々な企業活動が展開されています。市街地の近郊には郊外型の大規模ショッピングセンターが次々と建設され、衣・食・住が充実した環境が整備されています。
白河市のグルメと農産物
白河市は全国的に知られるラーメン処で、市内には100軒近くのラーメン店があります。手打ちの縮れ麺と、コクがありながらもさっぱりとしたしょう油味のスープが特徴で、多くのラーメン愛好者が訪れます。
白河市はまた、果樹や畜産などの農産物も豊富です。
那須甲子連峰を源とする阿武隈川のミネラル豊富な水、肥沃な大地、理想的な気候風土によって育まれる米は特に有名で、日本穀物検定協会の令和2年産米の食味ランキングで特Aの評価を得ています。
市内で生産される梨「豊水」は、味が濃く甘味が強いのが特徴で、やさしい酸味と果汁たっぷりの美味しさがあります。
また、「ずんだ味噌」は、厳選された希少な青豆から作られた逸品で、大豆の濃縮された旨味と爽やかな青豆の風味が楽しめます。この味噌は国内の農家が一粒一粒丁寧に生産した青豆、福島県産の米、ミネラル豊富ないそ塩など、信頼ある原料を使用して製造されています。
白河市の工芸品
白河市は「白河だるま」で有名です。顔全体が福々しく、眉には鶴、ひげは亀、あごひげは松、びんひげは梅が描かれ、顔の下には竹を模様化した「鶴亀松竹梅」が取り入れられた縁起の良いだるまです。最近ではモダンで可愛らしいデザインのだるまも登場しています。