まちが いきいき きらめくはりま
兵庫県播磨町は、兵庫県南部にある町。兵庫県下で最も面積が小さい自治体で、町の三割が海を埋め立てた人工島で構成されており、そこでは一般機械器具製造や化学工業を中心に約60社が操業しています。これらの企業の製造出荷額は県下でも上位にランクされており、町の経済を支える重要な役割を担っています。
農業では今でも米作が中心とされていますが、宅地化が進む中で耕地面積は減少しています。
播磨町の特産品として、夏の風物詩である「干しだこ」があります。この干しだこは、播磨町の沖で獲れるブランド蛸を使用し、ベテランの漁師が一つ一つ丁寧に干して作ります。太陽の光を浴びて旨味が凝縮された干しだこは、炙って食べても美味しく、地元では「たこめし」としてご飯と炊き込む郷土料理にも用いられています。
また、播磨町ではわかめの採取も盛ん。特に3月上旬から5月下旬にかけて漁港でのわかめ干しの光景が広がります。この手作業によって天日で干されたわかめは、色やつやも良く、自然の味がさらに引き立てられており、絶品です。