水と緑と歴史が育む豊かな快適交流文化都市
三重県桑名市は、三重県東部にある市で、北西部は養老山地に接し、南東部は伊勢湾に面しています。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された石取祭の祭車行事などの伝統文化が息づき、国際的なイベント「ジュニア・サミット」も開催されました。名古屋市から電車で約30分という便利な立地にあるため、名古屋都市圏のベッドタウンとしても発展しています。
桑名市は、見年間約1500万人の入込客数を誇るナガシマリゾート、ジョサイア・コンドルが設計した美しい庭園「六華苑」、そして上げ馬神事で有名な多度大社など、多彩な魅力が詰まっている町です。
食文化においては、「その手はくわなの焼き蛤」というしゃれ言葉で知られる蛤は、伊勢志摩サミットでも提供されたほどです。江戸時代から献上品とされてきた桑名のはまぐりは、海水と真水が混じり合う塩分濃度の低い場所で育ち、柔らかく上品な塩味が特徴です。
また、「鋳物の街くわな」としても知られる桑名市では、江戸時代から続く鋳物技術が現代にも受け継がれています。春日神社の青銅大鳥居などがその象徴であり、マンホールの蓋や機械製品など、高い評価を受ける製品が多数生まれています。