歴史・文化・自然・産業の調和した快適居住都市
石川県能美市は、石川県の南部にあり小松市に隣接しています。日本海に面する加賀平野の中央に位置しており、農地や田園風景が広がり、米や野菜、果物などの農産物が生産されています。金沢の奥座敷と呼ばれる辰口温泉は、石川県民だけでなく観光客にも非常に人気があります。
北陸先端科学技術大学院大学が立地する、「いしかわサイエンスパーク」があり、電子部品などの製造業大手が進出したことから、県内有数の産業都市に成長しました。
能美市ブランドの第一弾として開発されたのが、「加賀丸いも」から造られた本格焼酎。この焼酎は『能美は良し、飲んで善し、呑んでも好し』というキャッチコピーで親しまれています。原料の加賀丸いもの生産からパッケージの製作まで、すべて能美市内の事業者が手がけています。甘く包み込むような上質な香りと最上級の味わいが特徴で、幅広い層から支持されています。
加賀丸いもは、独特の粘りと風味を持つ能美市の特産物。毎年冬になると収穫期を迎え、家庭の食卓に並ぶほか、お菓子の材料としても利用されています。コロッケ、うどん、そばなどの加工品も人気があります。
また、能美市の中山間地域に位置する国造(こくぞう)地区で生産される「国造ゆず」は、農薬を使わず、有機肥料で栽培されています。10月下旬から11月下旬にかけて収穫され、毎年11月上旬には「国造ゆずまつり」が開催されます。この直売イベントでは、生産農家が来場者と交流しながら販売します。イベント終了後、ゆずは果汁として加工され、販売されています。