蝶の飛び交う 隆起珊瑚礁の島 きかい
鹿児島県喜界町は、大島本島の東北端に位置し、喜界島全域を町域としています。鹿児島から約380キロメートル、奄美市から約69キロメートルの洋上に位置するこの島は、自然豊かな環境に恵まれています。
喜界島は一年を通して温暖な亜熱帯海洋性の気候で、保護蝶「オオゴマダラ」が生息し、海浜植物のガジュマルやソテツなどの巨大な樹木が覆い茂っています。島一面に広がるサトウキビ畑と透明度の高い美しい海では、熱帯魚やサンゴに出会うことができます。
喜界島の主な産業はサトウキビを中心とした農業で、その中でも白ゴマの生産量は国内一のシェアを誇ります。喜界島の気候と土壌はゴマの栽培に適しており、国内最大の産地となっています。国内自給率がわずか0.1%のゴマにおいて、喜界島の国産ゴマは非常に貴重です。また、喜界島の黒糖は「美味しい」と高く評価されています。
喜界島の黒糖焼酎は不動の人気を誇る特産品。黒糖の甘さとキレの良さが特徴で、どんな料理にも合う飲みやすさが魅力。
また、ミネラル分を多く含む畑で育つ貴重な島らっきょうも特産品の一つ。島らっきょうは本土のらっきょうと違い小粒ですが、少し辛めでシャキシャキとした食感が食欲をそそります。天ぷらや漬物としての食べ方が人気ですが、酢味噌や塩、キムチなどをのせて生のまま食べるのもおすすめです。