人と自然が織りなす 芸術のまち
鹿児島県湧水町は鹿児島県の中央北端にあり、自然環境に恵まれた町です。湧水町はその名の通り、多くの清水が湧出することで知られ、特に竹中池や丸池の冷水は年中途絶えることなく湧き出で、水道水源や水田灌漑用水として利用されています。
霧島錦江湾国立公園内にある栗野岳の中腹からは、錦江湾、桜島、薩摩半島などの壮大な景観が一望できるため、観光地としても魅力的です。
丸池湧水は、約35年の歳月を経て湧出する水で、シリカ(コラーゲンの生成を助け、動脈硬化を予防する効果がある)や新陳代謝を向上させる成分が含まれており、美容と健康に効果があるとされています。
湧水町では名水百選の「丸池湧水」や疏水百選の「筒羽野の疏水」をはじめとする豊富なミネラルを含んだ湧水が農業用水として活用されており、盆地特有の寒暖差が大きいことから、おいしいお米が生産されています。また、鹿児島茶の発祥地とされるこの地では、山麓傾斜地帯で育つ茶葉から高品質のお茶が生産されています。
また、「幸田の棚田」で栽培された特別栽培米「棚田米」や有機栽培されたさつまいも「黄金千貫」、有機栽培米「ヒノヒカリ」は、その品質の高さで知られています。
湧水町で採水される水を仕込み水として使用する本格焼酎「天地水楽」も、地元にこだわった製品として人気があります。