豊かな自然と歴史の中で輝く熊野
熊野市は、三重県南部にある市で、その87%が森林に覆われており、古くからスギの植林が行われてきました。豊かな自然環境の中には、世界遺産の熊野古道が通り、奇岩地帯や美しい棚田などの観光資源に恵まれています。
熊野市は山と海に囲まれており、海からは伊勢エビやブランド鯛「熊野鯛」などの新鮮な魚介類が豊富です。また、果物も豊かで、特に甘みと酸味のバランスが絶妙な熊野みかんは地元の特産品として知られています。
市の文化的なハイライトの一つが、300余年もの伝統を誇る花火大会です。毎年8月17日に開催されるこの大会では、熊野灘に広がる美しい七里御浜や、世界遺産に登録されている鬼ヶ城を舞台に、約1万発の大迫力の花火が打ち上げられます。特に、三尺玉海上自爆や鬼ヶ城大仕掛けは必見のイベントで、多くの観光客がこの花火大会を目当てに訪れます。