松阪市の特徴
誇りと美しさを備えた交流都市
松阪市は三重県のほぼ中央にあり、東は伊勢湾に面し、西は台高山脈と高見山地によって奈良県と隔てられています。「松阪牛」の名で知られる日本を代表するブランド牛の産地としても有名です。
蒲生氏郷によって開かれた城下町であり、歴史的な町並みは現在も残っています。また、三井家をはじめとした豪商が集まる街として栄え、本居宣長など多くの文化人を輩出しました。
松阪市はこんなとこ
松阪市では、温暖な気候と地形を活かし、松阪茶やいちご、しめじ、なし、ストック、なばな、モロヘイヤ、松阪赤菜、嬉野大根など、様々な農作物が豊富に生産されています。
松阪豚はその柔らかく弾力のある赤身と、人の体温で溶けるような真っ白な脂肪が特徴です。
さらに、うなぎやあさりも松阪市の特産で、最良の水質と飼料で育てられたうなぎは栄養価が高く、櫛田川の清流で採れるあさりは柔らかく栄養豊富です。特に春から初夏にかけてのあさりは、殻の中に身がぎっしり詰まっており、非常に美味しいとされています。
嬉野大根はその光沢のある表皮と、甘みと水分が豊富で生で食べても美味しいと評価されています。
松阪茶は、飯南や飯高地域を中心に深蒸し煎茶が栽培されています。この地の水はけの良い石地の緩斜面で、肉厚の茶葉が育つことから、深蒸し煎茶は色が濃く、渋みが少なくまろやかな味わいが特徴です。
松阪木綿は正藍染めの縞模様が特徴で、江戸時代に松阪商人が江戸で販売したところ大流行しました。現在では反物や衣類、日用品や小物に加工されており、使い込むほどに風合いが増すのが魅力です。
