元気発信!鈴鹿市
鈴鹿市は日本のほぼ中央、三重県の北中部にある市で、鈴鹿サーキットで有名です。山や海といった豊かな自然環境があり、米、お茶などの農業が盛んなほか、本田技研工業の工場があるなど、県内有数の工業都市としても知られています。
鈴鹿市は、温暖な気候と「黒ぼく」と呼ばれる肥沃な土壌を生かした農業も盛んです。米、鶏卵、茶、そして植木が生産されています。
鈴鹿市のお茶は、香り高い煎茶と、玉露に似た深い味わいのかぶせ茶は、高品質なお茶として評価され、特にかぶせ茶は全国でもトップクラスの生産量を誇ります。
また、サツキやツツジの植木は、全国的にもその出荷量がトップクラスであり、鈴鹿市から日本各地へと出荷されています。
さらに、鈴鹿市は千年を超える歴史を持つ職人の技術によって支えられている伝統工芸品である伊勢型紙と鈴鹿墨でも知られています。
伊勢型紙は着物の生地に柄を染めるために用いられ、その精巧で華麗な文様は、イギリスのアーツアンドクラフツ運動やフランスのアール・ヌーヴォーにも影響を与えたと言われています。
一方、鈴鹿墨はその上品で深い発色と美しいにじみが特徴で、書家を始めとする多くの人々に愛用されています。伝統を守りつつも、一分で磨ける墨やカラフルな色墨など、革新的な商品の開発にも力を入れ進化を続けています。