川柳とエンゼルの里・久米南
久米南町は岡山県の中心にある町で、1時間30分あれば県内のほぼどこへでも行くことができます。JR津山線が町の中心を南北に通り、3つの停車駅があるためアクセスも良好です。岡山市へは約50分、津山市へは約30分で行けるため、都会との程よい距離感も魅力の一つです。
久米南町の基幹産業は水稲栽培ですが、多様な作物も栽培されています。特に、ぶどう栽培は歴史が古く、研修体制も整っているため、新規就農者が多く参入しています。久米南町では、きゅうりとゆずの出荷量が県内一を誇り、いちごやアスパラガスの栽培にも力を入れています。
久米南町の山手地区では、明治37年からぶどう栽培が始まり、現在ではピオーネを中心に、オーロラブラック、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツといった大粒で種無しの甘いぶどうが栽培されています。また、ハウス栽培による早期出荷も行っており、高い付加価値のある生産が進められています。
きゅうりも県内生産量の多くを占めるまでに成長し、各地で盛んに栽培されています。ユズも同様に県内生産量の多くを占めており、その皮や果汁はお菓子やジュースなど多くの加工品に使用されています。
さらに、久米南町は岡山県内で4か所が認定された日本棚田百選のうち2か所の棚田を有しています。特に北庄棚田は日本一の棚田面積を誇り、地域と行政が連携した棚田保全事業が行われています。
久米南町は、住民が「生まれてよかった、育ってよかった、住んでよかった」と誇りを持てる町づくりを進めています。