ひと、輝くまち 倉敷。
倉敷市は岡山県南部にある市で、瀬戸内海に面しています。市内の水島地区は、石油化学、鉄鋼、紡績など、多岐にわたる産業が集積する西日本有数の工業地帯として知られています。一方、倉敷美観地区は保存された江戸時代からの白壁の蔵や伝統的な建築物で有名です。
繊維産業の町として発展した明治時代を経て、近年は工業都市および文化観光都市として発展してきました。
瀬戸内の穏やかな気候と高梁川がもたらす豊かな大地に恵まれ、農業や漁業も盛んです。市内には農協、漁協、生産者が直接経営する直売所が多く、地元の新鮮な食材を提供しています。
児島エリアは繊維の町として発展し、国産ジーンズ発祥の地としても知られています。レトロな趣のある味野商店街を中心に、岡山のジーンズメーカーのショップが集まる「児島ジーンズストリート」では、オリジナリティあふれるこだわりの品々が販売され、全国のジーンズファンから注目を集めています。
水島エリアには、瀬戸内海に面した総面積約2500ヘクタールの空間に、220を超える事業所が立地する水島コンビナートがあります。美しく光るコンビナートの夜景は、「夜景100選」にも選ばれています。
倉敷美観地区では、白壁土蔵のなまこ壁や、格子窓の町家、川面に映る柳並木が情緒豊かな町並みを形作っています。江戸・明治時代に作られた邸宅や土蔵などの伝統的な建物が並び、往時の賑わいを感じさせます。美術館や博物館、工芸品店、カフェやレストランがあり、多くの観光客で賑わっています。