市民・地域が躍動し、希望に輝く益田
益田市は島根県の西部にある市で、山口県や広島県と接しています。北は日本海に面しており、山陰地方の中では比較的温暖で日照時間も長い地域です。中世の城下町の面影を色濃く残し、万葉集最高の歌人と名高い柿本人麿や室町時代に活躍した画聖雪舟の終焉の地とされる歴史文化の薫り高いまちでもあります。
益田市内には日本有数の清流「高津川」が流れ、北は日本海、南は中国山地に至る立地に恵まれています。山陰地方の中では比較的温暖で日照時間も長いため、海の幸、山の幸、川の幸、里の幸が豊富に揃い、食材の宝庫です。
益田市は農業が盛んで、トマト、メロン、ブドウの産地として知られ、肉用牛などの畜産も盛んです。
メロンは、有機肥料を使い、メロンに適した土づくりを行い、播種から収穫、発送までを全て責任を持って行っています。とろける甘さと芳醇な香りが特徴で、皮の近くまでジューシーな甘さを楽しめます。
いちごは、葉酸やビタミンCがたっぷりと含まれており、7~8粒食べれば一日分のビタミンCが摂れるほどです。見た目もかわいらしく、栄養価としても優秀です。
また、益田市の特産品では、モクズガニも有名です。高津川上流の山中で10年以上生息し、成熟すると産卵のため日本海を目指して川を下ります。山陰地方では秋口から晩秋にかけて下り、高津川ではこの習性を利用して成熟したモクズガニを捕獲します。
また、益田市の広大な自然の中で愛情をこめて育てられた「まつなが和牛」は、甘みがあり、くちどけの良い脂質と味わい深い赤身が特徴です。飼料には今まで廃棄されていたおからや果物、焼酎粕などを混合し発酵させたものを与えて育てています。