美しい自然・清い心の町 かねやま
山形県金山町は、山形県北部にあり、その4分の3が森林で覆われている自然豊かな町です。
金山杉などの地元の木材を活用し、伝統的な美学に基づいた金山型住宅でしられています。
金山町は、羽州街道沿いに開けた宿場町として栄えた歴史を持つ町です。
樹齢300年を超える杉の美林に囲まれた白壁造りの家並みが、山間を黄金に染める田んぼに映える美しい町として知られます。
金山町の特産品である金山杉を用いた「金山住宅」は、白壁と切妻屋根が続く風情ある町並みを作り出しています。この町には、どこか懐かしい中にも気品が感じられる美しい風景が広がっています。
町内にある神室山から流れる金山川は、清流として知られ、水に恵まれたこの町は「水清きまち かねやま」として、町内のいたるところに清流の水路が巡っています。神室山の清流を利用した米作りも大変盛んで、高品質なお米の産地としても有名です。
金山型住宅のデザインコンセプトは「美しく古びる」ことを目指しており、経年変化を楽しむことができる素材を選んでいます。これにより、家自体が時間とともに風合いを増し、長く愛される住宅となります。このアプローチは持続可能な建築への配慮としても評価され、地球に優しい住宅として注目されています。
金山町では景観施策にも力を入れており、石造りの大堰と呼ばれる農業用水路には錦鯉を放流して、町の美化と観光の魅力向上に努めています。