山形県は、南北に長く北西は日本海に面し、東部の宮城県との境に奥羽山脈、南西の新潟県との境に朝日山地の山々が連なります。
県内最高峰は、秋田県にまたがる鳥海山。月山・羽黒山・湯殿山の出羽山脈は山岳崇拝の聖地であり、修験道の山伏の修行場として有名です。
内陸の盆地では寒暖差が大きく、夏はフェーン現象で厚く、冬は季節風に遮られる山形盆地は雪が少なく、新庄盆地と米沢盆地は雪が多いという特徴があります。
庄内平野では稲作が盛んで、はえぬき、どまんなか、つや姫など米の生産量は全国4位。内陸の盆地では、果樹栽培や畜産が行われ、サクランボ、西洋ナシ、アケビの生産量は全国1位。
また、工業の歴史が古く、戦後にはミシン製造、現在は電子部品・デバイス産業、情報通信機器産業の比重が高くなっています。
松尾芭蕉の句「閑さや岩にしみいる蝉の声」で有名な率者久慈や蔵王温泉など数多くの温泉地が所在しており、多くの観光客が訪れます。
ご当地グルメでは、玉こんにゃく、冷やしラーメン、どんがら汁、だだちゃ豆の汁、米沢牛沢が人気。
