歴史と温泉と緑の町
山形県最上町は山形県東北部にある町で、秋田県と宮城県に隣接しています。
農林業と観光が主要な産業です。
最上町は森林資源の管理に積極的で、森林整備を通じて環境保全と資源活用の両立を図っています。間伐という森林管理方法を活用して、森林の健康を保ちながら、間伐材を有効に活用する取り組みを進めています。間伐材は、単に廃棄されることなく、エネルギー源として再利用されることで、地域資源の持続的な利用を促進しています。
具体的には、地元のウエルネスプラザにバイオマスを用いた冷暖房及び給湯システムを導入し、再生可能エネルギーを活用して施設のエネルギー需要を賄っています。
最上町のこのような取り組みは、自然資源を活用した持続可能な地域開発の一例として評価されています。
最上町は、寒冷多雨で夏季には東風が吹き抜け、冬季は多雪という特徴があります。四方を囲む山々から湧き出るきれいな水を使って米作りを行い、特に「つや姫」の生産に力を入れています。また、「はえぬき」や中山間地に適した米の栽培も盛んです。この清らかな水と適した気候条件が、最上町の米を一層美味しくしています。