日本海と鳥海山に抱かれたまち
秋田県にかほ市は、秋田県南西部に位置する街。かつては海に島々が浮かぶ景勝地でしたが、地震によって隆起し、現在は田園地帯の中に島々が浮かぶ山と海に抱かれた風光明媚な街です。
降水量が少なく、温暖な地域としても知られ、鳥海山の雄大な自然の中で登山、森林浴、散策などを楽しむことができます。
特産品は、室町時代から続く飛良泉の日本酒、天然岩ガキ、いちじく甘露煮、寒鱈、ハタハタ寿司など。
創業者が出身地であったことから、TDKなどの先端技術産業が立地する工業都市としての側面も持ちます。
にかほ市は、山や海の幸を味わえるだけでなく、トレッキングや登山、海水浴、温泉などのレジャーも楽しめます。鳥海山の恵みが育む特A受賞のお米や夏の味覚である岩ガキ、そして歴史ある美酒「飛良泉」も人気です。
岩ガキは、秋田では夏の風物詩として定着しています。特に、にかほ市象潟の岩ガキは格別で、鳥海山の伏流水が海まで流れてプランクトンを育て、その冷たさで身の締まった岩ガキが育ちます。
日本で三番目に古い造り酒屋である「飛良泉」は、1487年創業、500年を超える歴史を持ちます。「派手な桜の花よりも、地味ながらふくらみのある梅の花のような酒造り」を信条に掲げ、こだわりの山廃仕込みを行っています。
また、名水とされる鳥海山の伏流水を使用して製造されたひやむぎや、秋田県にかほで採れた大豆「りゅうほう豆」を使用した納豆も人気の特産品です。