ひとと自然と文化を未来につなぐ町
小坂町は、秋田県の北東部にある町で、神秘の湖・十和田湖を有します。
小坂鉱山の発展により、明治末期には人口2万数千人を抱える県下第二の都市に成長し、現在は小坂鉱山の技術を活かしたリサイクル関連産業と観光の町として発展しています。十和田湖などの美しい自然、鉱山の歴史に彩られた近代化産業遺産の建物群が、ヨーロッパの町のような風景を作り出しています。
小坂町ではワインの普及を促進する取り組みを行っており、「小坂七滝ワイン」が特産品として知られます。
町内で栽培されるブドウはワイン用だけでなく食用としても多く栽培され、山ぶどうサイダー、山ぶどうソフト、ぶどうようかん、ぶどうジュースなどにも加工されています。
十和田湖で養殖されているヒメマスは、小坂町の魚にも制定され、その鮮やかなサーモンピンクの身が特徴です。
さらに、十和田湖高原ポーク「桃豚」は、淡いピンク色の肉が柔らかくジューシーで、「小坂町かつらーめん」をはじめ、さまざまな料理で親しまれています。
また、町の花アカシアから採れるはちみつは、糖度、透明度、味(香り)の三拍子が揃った小坂町を代表する特産品です。
銅山の町ならではの銅製品も魅力の一つです。タンブラーなどの飲用の器から、たわしやおろし金などの台所用品まであり、抗菌作用があるため、水に入れておくと腐りにくいとされています。
さらに、小坂焼は、鉱山で栄えた土地特有の多くの鉄分を含んだ赤みのある粘土と深みのある黒緑色のアカシアの釉(うわぐすり)により、独特の色合いを出している焼きものです。