ともにつくる 活力に満ちた 安心で潤いのある南相馬
福島県南相馬市は、福島県浜通りの北部にある市で、太平洋に面しており、面積398.58平方キロメートルです。東京からの距離は292キロメートルで、いわき市と宮城県仙台市のほぼ中間に位置しています。
南相馬市の農業は水稲を主体としながらも、畜産や野菜栽培が盛んです。地域の豊かな自然環境と肥沃な土壌を活用し、品質の高い農産物が生産されています。
福島県のオリジナル品種の米「天のつぶ」が栽培されており、その艶としっかりとした食感が絶品です。南相馬の温暖な気候と海に近い地理的条件が、品質の高い米作りを実現しています。
野菜の生産も盛んで、特にブロッコリーは福島県内でも有数の生産量を誇ります。その他にもカボチャ、キュウリ、ネギ、トマトなど多様な野菜が栽培されています。果物では、梨の生産が盛んで「幸水」や「豊水」などの品種が取れ、数量限定の梨ジュースもあります。濃厚な甘味と酸味のバランスが絶妙な福島県のオリジナル品種「ふくはる香」のいちごもおすすめです。
また、相馬野馬追をモチーフにしたグッズも多く、扇子、手拭い、タオル、牛革巾着、切り絵、食器、湯飲み、マグカップなどが揃っています。
南相馬産の酒米「夢の香か」で作られた日本酒「御本陣」は、主に市内の酒店やコンビニエンスストア、スーパーマーケットで購入することができます。
工業においては、金属機械加工、一般機械製造、紙・パルプ産業が中心となっており、これらの産業は市の工業団地を中心に展開され、地域経済の基盤を形成しています。
南相馬市は、東日本大震災によって多くの尊い命を失いました。しかし、平成28年(2016年)7月には居住制限区域および避難指示解除準備区域の避難指示が解除されるなど、復興が目に見えて進んでいます。