人が活き まちが活きる 善通寺
善通寺市(ぜんつうじし)は、香川県の西北部にある市です。温暖で雨の少ない気候が特徴で、冬も比較的暖かく、平地では雪が積もることは稀です。
市の北東部には高松自動車道のインターチェンジがあり、四国四県はもちろん、中国地方や近畿地方へのアクセスもスムーズ。空海・弘法大師の生誕地として信仰を集め、明治時代には陸軍の軍都として市街地の整備が進みました。
善通寺市内には、大小400基もの古墳や、空海が建立した総本山善通寺、旧善通寺偕行社、赤レンガ倉庫などがあり、これらが歴史と文化を現在に伝えています。
「善通寺」は、四国八十八箇所霊場第75番札所であり、唐から帰国した空海が父・佐伯善通の名を取って創建した寺です。寺の東院にはそびえる大楠や金堂・五重塔があり、その後、鎌倉時代に空海が生まれ育った佐伯家の邸宅跡に誕生院が建てられました。
特産品には、ユニークな「四角スイカ」があります。このスイカは市内の筆岡地区を中心に栽培されており、善通寺市独自の特産品として知られます。
また、タマネギの生産も盛んで、善通寺市は野菜指定産地として産地強化に早くから取り組んでいます。香川県のオリジナル品種「さぬきのめざめ」の生産も増加中。