市民が創り 市民が育む 交流躍動都市
鹿児島県薩摩川内市は、県の北西部にある市です。豊富な農・蓄・海産物に恵まれています。古くからの歴史を伝える史跡や建造物、伝統行事など、多くの文化遺産が各地域で受け継がれています。
東シナ海にある薩摩川内市の甑島は太古のロマン漂う離島で、2011年には日本初のケラトプス類の化石が東シナ海に浮かぶ甑島の8000万年前(白亜紀)の地層から発見されました。
本土地域にも歴史的なスポットが数多くあります。神代三山陵の一つである「可愛(えの)山陵」は1874年にニニギノミコトの墳墓と指定され、隣接する新田神社は神亀山に建つニニギノミコトを主祭神とする神社で、かつて薩摩国一の宮として呼ばれた風格を残しています。さらに、中世の町並みを残す入来麓武家屋敷群などもあります。
変化に富む白砂青松の海岸線や、市街部を流れる九州第2の河川「川内川」、ラムサール条約登録湿地「藺牟田池」など、多種多様な自然環境に恵まれています。緑豊かな山々や湖、各地の温泉も薩摩川内市の魅力です。
特産品としては、東シナ海の潮風を受けて育った甘味の強いサツマイモ「紅はるか」があります。収穫後約3か月間一定の温度と湿度で管理して熟成させたこのサツマイモは驚くほどの甘さを持つ天然スイーツです。
また、皮はパリッと、身はふっくらとした秘伝のタレで香ばしく焼き上げたうなぎも人気です。
さらに、「薩摩の奇蹟」という自然豊かな「いちひの温泉」の天然アルカリ温泉水も特産品として知られています。この温泉水は世界的にも珍しいほどの超軟水(硬度0.6)で、身体への吸収が良く、天然シリカ(74mg/L)が美容と健康に効果があるとして注目されています。