まほろば大和、桃源の郷
鹿児島県大和村は奄美大島の中央部にある村です。人口は約1,500人の小さな村ですが、豊かな自然と伝統文化を大切にし、自然と共生した住みよい村づくりを通して「小さくとも光輝く村」を目指しています。
大和村の景勝地「マテリヤの滝」は、『美しい太陽の滝壺』という意味の滝で観光客にも人気です。
大和村ではスモモとタンカンをはじめとした果樹栽培が盛んです。大和村の土壌は果樹栽培に適しており、特にスモモ(カラリ種)の生産量は日本一を誇ります。カラリ種のスモモは台湾から来た品種で、肉は赤く、ワインレッドに近い鮮やかな色。生果で食べられるほか、ジュースやジャム、スモモ酒などの加工品も好まれています。
奄美群島最高峰の湯湾岳(奄美岳)の麓に広がる福元盆地は、高地に位置し、昼夜の寒暖差が大きいため、特に美味しいタンカンが育ちます。タンカンはポンカンとオレンジの自然交配によって生まれた柑橘系果実で、糖度が非常に高く、品評会でも高評価を得ています。
最近では、マンゴーやパッションフルーツなどのトロピカルフルーツも多く栽培されています。生食はもちろん、ジャム、ジュース、ソフトクリームなどの加工品としても人気があります。また、ふるさと納税の返礼品としても大変人気があります。
マンゴーはビニールハウスで栽培され、木の上で完熟するまで待ってから収穫されるため、とても甘くてジューシーです。