陶磁と緑のまち・波佐見
波佐見町は、長崎県のほぼ中央にある町で、内陸部にある唯一の自治体です。日本の棚田百選に選ばれた「鬼木棚田」など、豊かな自然環境の中でお米やお茶、アスパラガスなどの農畜産業が行われています。波佐見町は400年の歴史を持つ陶磁器産業が根付く「ものづくり」の町でもあります。
波佐見町は陶器の町として知られており、波佐見焼がその象徴です。白地に青い御須が映える「コンプラ瓶」や「くらわんか椀」が有名ですが、伝統の中に現代的なセンスを取り入れ、現在では多様な色鮮やかな食器が揃っています。
波佐見町には数多くの窯元や商社があり、それぞれが個性的なやきものづくりに取り組んでいます。町では「波佐見陶器まつり」や「桜陶祭」、「器替えまつり」などのイベントが開催され、多くの観光客が訪れます。年間を通じて80万人もの観光客が訪れます。
また、波佐見町では農業体験ややきものづくり、田舎暮らし体験などを「グリーン・クラフトツーリズム」として展開しています。米作りや畜産などの農業も盛んで、これらの体験を通じて、訪れる人々に豊かな自然と伝統文化を楽しんでもらうことができます。