長崎県は、本土では北松浦半島が北西に伸び、中央にわずかな平坦地があり、南側に多良岳山系の山々が連なります
北松浦・島原・長崎・西彼杵(にしそのぎ)の4半島と、平戸島・五島列島・壱岐・対馬などの多くの離島から成り、対馬は韓国まで50km足らずであることから、韓国の観光客が多く訪れます。
島の数は971で、日本一。ユネスコ世界ジオパークに認定されている島原半島の中央には、活火山の雲仙普賢岳があります。
気候は温暖で、棚田や段々畑で米やみかんなどの果樹栽培がおこなわれます。ビワの生産量は全国1位、じゃがいもの生産量は2位。畜産では、五島牛などの肉牛生産が離島などで盛ん。
松浦港、長崎港を中心に沖合漁業が盛ん。沖合は暖流と日本海の冷水が混じる漁場で、アジとサバの漁獲量は国内1位。
リアス式海岸では、タイやマグロ、真珠などの養殖も盛んで、クロマグロ・フグの養殖は全国1位。
江戸後期に幕府が艦船修理所を設置したことから造船業が発達。現在は半導体や自動車関連産業、食料品製造業などが集積。
古くから国際交易都市として栄え、独自の景観や街並みが残ります。長崎市は坂の街として知られ、高齢化に合わせてゴンドラが設置されています。
グラバー園や大浦天主堂、崇福寺、眼鏡橋、出島跡の唐人屋敷跡、オランダ坂など観光資源も豊富。佐世保市のハウステンボスや長崎ペンギン水族館も人気スポット。
ご当地グルメでは、長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん、トルコライス、佐世保バーガーや島原そうめん、チリンチリンアイスが有名。
お土産は定番のカステラ、椿油、九十九島せんべいなど。