ひと(HITO)響きあう 宝島 平戸 大交流時代への新たな航海!
長崎県平戸市は九州の最西端にある市で、平戸島、生月島、大島、度島、高島の有人島を含む大小約40の島々から構成されています。市域の5分の1は西海国立公園に指定され、北は玄界灘、西は東シナ海を望み、豊かな自然環境が広がります。
平戸市は古くから海外貿易が盛んで、1550年にポルトガル船が入港して貿易が始まり、フランシスコ・ザビエルの来訪をきっかけにキリスト教が広まりました。江戸時代初期にはオランダやイギリスの商館も置かれ、国際貿易港として栄えました。現在でも、平戸オランダ商館や平戸城、世界文化遺産に登録された春日集落と安満岳など、歴史ある建物や史跡が多く残り、異国情緒漂う町並みが人気です。
四方を海で囲まれた平戸市では、伊勢えび、マグロ、鯛、サザエ、檜扇貝、クエなど100種類を超える新鮮な魚介類が水揚げされる海鮮の宝庫です。
また平戸牛も有名で、平戸牛は潮風のあたる環境で育ち、独特の強い甘みが特長で、柔らかな肉質を持ち、細かな霜降りは人肌でも溶けるほど上質な脂が特徴です。
平戸米は、棚田で育てられた米です。平戸はほとんどの水田が棚田であり、「出水」と呼ばれる山間部に自然にしみ出る水や川の水を利用して栽培されています。棚田の米は、昼夜の温度差が大きく、稲がゆっくりと熟すため、上質で美味しいことが科学的にも証明されています。
平戸の塩は、4か所の製塩工房で天日乾燥や釜炊きによって作られ、ミネラルを豊富に含み、健康食として注目されています。また、副産物の「にがり」は手作り豆腐やダイエットに利用されています。
平戸市への交通アクセスは、フェリーが主な手段です。長崎市や佐世保市からフェリーが運航されており、船旅を楽しみながら平戸市へアクセスすることができます。また、長崎県内や他県とのバス路線も整備されています。