― 海とみどり、歴史を活かす癒しのしま、壱岐 ― (いきいきアイランド)
長崎県壱岐市は、福岡県と対馬市の中間地点にあり、玄界灘に面しています。福岡市博多港から西北に約67キロメートル、佐賀県唐津東港から印通寺港まで北に約42キロメートルの距離にあり、壱岐本島と23の属島(有人島4、無人島19)から成る、全国で20番目に大きな島です。自然景観に恵まれ、歴史と文化が息づく島で、人々は自然と共に暮らしています。
壱岐市は、新鮮なウニやサザエ、マグロやブリなどの海の幸、そして米、いちご、アスパラガス、葉たばこなどの豊かな農産物が代表的で、漁業と農業が盛んです。また、壱岐は麦焼酎の発祥の地としても知られ、平成7年にはWTO(世界貿易機関)の「地理的表示」の産地指定を受けています。
壱岐牛は潮風を受けたミネラル分を多く含む飼料で育ち、柔らかな肉質と低い融点が特徴です。口に含むと溶けるように消える壱岐牛は、日本食肉格付協会の厳しい基準をクリアした年間わずか800頭しか出荷されない、壱岐生まれ壱岐育ちの黒毛和牛です。
壱岐焼酎は大麦と米麹を2:1の割合でブレンドし、麦由来のさわやかな香りと米麹の甘味、貯蔵熟成されたまろやかな味わいが特徴です。平成7年には世界貿易機関(WTO)から「地理的表示」の産地指定を受け、地域ブランドとしての地位を確立しました。
野菜や果物は、壱岐の豊かな風土の中で、有機肥料を用いて栽培されています。フルーティーかつマイルドな味わいが特徴の壱岐島産100%のエクストラバージンオリーブオイルも人気です。一つ一つ手摘みされた上質なオリーブを使用し、時間と手間を惜しまず丁寧に作られています。
壱岐市はUIターンを促進するため、市内への移住を目的とする人々に対し、市内で住居や仕事を探すための活動や暮らしを体験するための滞在費の一部を補助します。平成31年度からは滞在費に加え、レンタカー等の使用料の一部も補助しています。