アジフライの聖地
松浦市は、長崎県の北部の市で、北松浦半島に広がる市域と伊万里湾に浮かぶ島々が含まれます。古くから朝鮮半島や中国大陸との交流拠点として栄え、明治期には石炭産業で発展しました。現在は、アジの水揚げで日本一を誇る松浦港があり、アジ・サバのほか、マグロやトラフグ、車海老などの養殖業が盛んです。
松浦市は「アジフライの聖地」としても知られています。2019年4月27日に「松浦アジフライの聖地宣言」が行われ、その名が広まりました。
また、佐賀県との県境に位置する伊万里湾の福島は、かつては秘境と呼ばれていましたが、自然の入り江を利用した広大な養殖場で育てられる「福島活きくるまえび」で有名です。
新松浦漁業協同組合はトラフグの養殖生産で日本一の生産量を誇り、松浦市の自然豊かな海で育てられたトラフグは、透き通った身の歯ごたえと上品な甘さで知られています。HACCP対応の施設で加工される「鷹ふく」は、全国トップクラスの水産加工物として評価されています。
松浦市の山あいでは、斜面の日当たりを利用して野菜、果物、お茶、お米などの農作物も豊富です。海岸線には美しい海水浴場や温泉、歴史的な建造物や文化遺産が点在し、地元の海の幸や農産物を活かした料理も楽しむことができます。