自然が生きる・人が活きる 輝きとぬくもりの町
佐賀県の西南部に位置する太良町は、東側が有明海に面しており、豊かな自然環境の恵みを受けた町です。太良町栄町に位置する有明海には、約300年前の1693年頃に設置された歴史ある「海中鳥居」が3基あります。この鳥居は、島に置き去りにされた代官がナミノウオと呼ばれる大魚に救われたことに感謝して建立されたと伝えられています。
太良町の代表的な冬の味覚として、プリプリの食感が特徴の「竹崎カキ」と「竹崎カニ」があります。特に竹崎カニは、全国的にはワタリガニとして知られていますが、地元では特に珍重されています。
また、太良町は「たらみかん」も特産品として有名。多良岳山系の豊かな自然と清らかな水で育まれ、色つやが美しく、まろやかな甘さと適度な酸味を持つミカンは、秋から冬にかけて就学されます。
冬に最盛期を迎える海苔の生産も太良町の重要な産業の一つ。有明海の栄養豊富な水域で育つ海苔は、ビタミンとミネラルを豊富に含み、健康食品としても高く評価されています。
多良岳の麓で広がる九州最大のわさび畑では、本わさびが栽培されており、加工品も人気です。