人と緑・産業が未来を育むまち 菊川市
菊川市は静岡県のほぼ中央にある市で、「深蒸し茶の里」として知られています。市の中央を一級河川である菊川が流れ、牧之原台地に広がる大茶園や平野部の田園地帯が広がります。
菊川市は農業が盛んで、お茶だけでなく、水稲、レタス、メロンなど多様な農産物が栽培されています。市の北部では、基幹作物である茶や水稲、施設園芸が行われ、特に茶の栽培面積は県内でもトップクラスです。市の南部では、大規模に整備された水田で効率的な水稲栽培が行われ、茶、レタス、メロンなど多品目にわたる農業が展開されています。
菊川市の深蒸し茶は、豊かな香りとまろやかでコクのある風味が特徴で、ノンカロリーでヘルシーな飲み物として人気があります。
また、果物の王さまと称されるマスクメロンは、最高級メロンとして高い評価を受けており、「桃太郎トマト」は糖度が高く、全国で定評があります。
菊川市にはこだわりの地酒「小夜衣(さよごろも)」を造る酒蔵もあります。この銘酒は南アルプスの伏流水を使い、熟練の酒職人が手間ひまかけて造り上げる一品です。その深みのある飲み口は食べ物との相性が良く、全国のファンに愛されています。
菊川市交通の便も良く、JR東海道本線の菊川駅を中心に市街地が広がっています。また、東名菊川インターチェンジ周辺の区画整理事業により新たな商業区域が形成され、自動車用部品や精密工作機械などの特殊技術において世界的な実績を持つ企業も多く、海外にも進出しています。
農業・商業・工業がバランス良く発展している菊川市は、企業の進出や就業人口の増加により活力のある都市を目指しています。